「いやぁ、暑いですね。」
今年の夏は、いろいろな方とお会いするたびに、この会話になりました。
また、現場監督の顔を見るたび、職人さんたちにこまめに声をかけ
水・塩飴・休憩を徹底するよう伝え、なんとか乗り切った感があります。
エアコンに頼りすぎるのは、身体にも環境にも良くないように思えて
しかしやはり暑く、ジレンマに陥ったりもした夏でした。
私が幼少のころはこんなに夏はしんどいものだっただろうか。
体力のせいなのか…!? 年齢のせいなのか…!?
本当に気温や湿度が明らかに違うのか調べてみたところ、
今から30年前、1988年8月の平均気温は27.0度、湿度76% 、
今年の8月は平均気温が28.0度、湿度77% との統計データでした。
うーん。
想像していたより差がなく、驚きました。
(10度は違うのでは、ぐらいに思っていました)
さらに調べていく中で、2002年の夏が観測史上1位の猛暑であること、
その年は1,700名以上の方が熱中症で亡くなっていると知り、
今年の夏こそ一番しんどいと思っていたので、忘れる怖さを再認識しました。
その2002年の8月は平均気温29.6度、湿度67% 。
命あっての物種。です。
気温や湿度の数値以上に信頼できるデータ、それはその時々の体感だと思います。
エアコンは甘え、エアコンをつけない=環境によい という単純な図式ではなく、
文明の利器を活用しながら生産性を高め、
活動時間を時短していくこともエコかもしれませんね。
(とはいえ、体力づくりにも励もうと改めて感じる今日この頃です)
株式会社タツミプランニング 代表取締役 米山 茂