理事長挨拶
NPO法人 外装エコロジーシステム 理事長 山下隆盛
NPO法人外装エコロジー発足から今年で丸10年となりました。
私も設立当初から理事として参加させて頂いております。
建築資材には色々なものがありますが、この10年で我々が学んだことは、取り扱っているサイディングとは非常にリサイクルが困難であるということでした。
今までは、創意工夫をすることにより、リサイクル回収のシステム構築や路盤材にするためのリサイクルシステム、またセメント原料の一部などとしてのリサイクル使用は可能になりました。
そして、まだまだ、本格的なリサイクルをするためのシステム、100%リサイクル品の新材料やその為のリサイクルシステムなど課題はたくさんあります。
しかしながら、困難であるからといってあきらめてしまうことは、この会の目的意義である「サイディング材料の100%リサイクル」を達成することはできません。
今後は産学共同で新しい材料の開発・製造、リサイクルシステムの構築、また、製造メーカーとの会議打ち合わせを頻繁に行うことにより、今以上に「サイディング材料の100%リサイクル」を実現するためのあらゆることを考え、そして、関東サイディング事業協同組合とも連携し、達成したいと思っております。
皆様ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
ヤマテック 株式会社
代表取締役社長 山下隆盛
ニチハ株式会社さまより寄稿
窒素系外装材が主力事業である当社は「素晴らしい人間環境づくり」を目指し、他社に先駆けて全製品で完全無石綿化を実現しました。
2000年にはいわき工場に業界初のリサイクルプラントを建設、その後名古屋工場の回収設備の増強、子会社「高萩ニチハ株式会社」のリサイクル設備の譲り受けによる強化をしたほか、2004年6月には環境省から新たに産業廃棄物処理の広域認定を取得し、自社工場や工事現場から排出される端材・残材を回収して再生利用の拡大を図るなど一貫してゼロエミッション化、理想的な循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。
当社は、環境に配慮したさまざまな活動が求められているなか、NPOなどの民間団体の活動が活発になり、国民の環境保全に対する意識も高まってきていることから、企業、団体、行政などの各主体が相互に連携・協力して環境保全活動に取り組んでいく必要があると考えております。
そのような観点から今後のご発展を期待しております。
ニチハ株式会社