No.191 海洋汚染 微細プラ人体にも毒性‼

海洋汚染で注目される 小さく砕かれたごみ【マイクロプラスチック】人の体内から見つかったという報告が相次ぎ、環境問題から 健康問題へと広がっている。

形状や含まれる化学物質、体内に取込む量など複雑な要素がからみ、その毒性の解明は簡単ではない。マイクロプラスチックは紫外線などの影響で大きさ5㎜以下に細かくなったものをいう。

20世紀後半からプラ製品はあふれ、昨今 世界で800万トンが海に流出していて、餌と間違えて魚が食べ、人はそれを食べるなどして取込んでいると予想されている。関心は生体影響へと広がっている。

マイクロプラスチックによって海鳥の胃が傷つき、繊維化する病気のような症状が出ていたり、マウスの実験などでは肝臓の炎症なども報告されているそうです。

では 人への健康の影響はどうか?

マイクロプラスチックの毒性は大きさや形状、集まり具合、体内への接種のされやすさ、化学物質の種類など様々な要因により一概にはいえない。大きさ150㍃以上のものは消化管で吸収されず体外に排出されるが、数㍃以下だと取込まれる可能性がある。

形では針状のアスベストのよう刺さる形はリスクがある。吸込んだアスベストが肺を傷つけて肺がんを引き起こすような影響が懸念される。解明には10年単位の時間がかかるようです。

プラは生活に欠かせず恩恵は大きい。ただ環境や健康被害への問題が懸念される以上野放図な廃棄は許されない。最近は、飲食店やコンビニでも スプーン・ナイフ・フォークなどもプラから 木製に変わってきています。

個々では先ず何を使っている製品なのかを知ろうと意識する事が大事です。そして変えられるところから使用量を減らす。私自身も買い物時は マイバック持参 飲み物は 出来る限りマイボトルを心がけています。

一人ひとりが 小さなことでも行動していけば大きな力となることと思います。面倒くさがらず頑張って行きましょう!

本年は、年始から 能登半島地震 JAL機炎上と 大変痛ましいことが起きました。被災した方々には 心よりお見舞い申し上げます。

株式会社木陽 佐藤 豊

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